m-flo Intergalactic Dinner Show Report

3月16日に東京・Billboard Live TOKYOで開催された、LISA復帰後初のワンマンライブ『m-flo Intergalactic Dinner Show』。15年ぶりに戻ってきたLISAと、VERBAL、☆Taku Takahashiによる不朽の “tripod” を目撃しようと、チケットは即完売しプレミア化。懐かしのヒット曲から貴重な生セッション、最新曲まで詰め込んだ、ファン歓喜の一夜の模様をお届け。

懐かしい名曲連発!プレミア化したLISA 復帰後初のワンマン

ライブは宇宙船が到来するようなイントロが特徴の『prism』からスタート。ステージにスタンバイしていた ☆Taku、パーカッショニスト、ギタリストに加えて、マイクを握ったVERBAL、LISAが登場するなり観客は総立ちに。ビルボードという大人の空間があっという間にm-floのライブフロアに様変わりした。ジャンプしながら手を挙げての大歓迎を受けて、VERBALは「こういうステージなので、まさかいきなり立っていただけるなんて思わなかった(笑)。ビルボード最高ー!」と叫ぶ。

この日は、ファンのリクエストを反映させたセットリストを用意。「懐かしい曲たっぷり」という予告通り、3人は『Hands』『flo jack』『Mirrorball Satellite』『How You Like Me Now?』『orbit-3』『been so long』など1stアルバム『Planet Shining』や2ndアルバム『EXPO EXPO』のナンバーを連投する。曲が始まるたびにそこかしこから上がる歓喜の声。

中盤は、新作『the tripod e.p.2』の収録曲『never』や、tropod時代の『L.O.T. (Love Or Truth) 』など、LISAの切ない歌声を生かしたバラードが続く。メジャーデビュー曲『been so long』で温かい懐古ムードに包まれる瞬間もあれば、2000年発表の「One Sugar Dream」をLISAと生音のみのアコースティックバージョンで届けたり、☆Takuがラップで参加するインディーズ時代の楽曲『The Rhyme Brokers』を披露するシーンも。ワンマンという長い尺でしか見られない貴重な演出を、メンバーも観客も堪能しているよう。LISAは「あの頃はラップしてすぐ歌になってバースに戻って、コール&レスポンスして、若かったなあと思うよね」と述懐した。

m-floの真骨頂とも言えるダンサブルな新曲『No Question』で本編は終了。アンコールで再登壇した3人が「歌ってない曲ありますよね」と前置きして、ドロップされたのは最大のヒット曲『come again』だ。

ステージ背面のカーテンが開いて六本木の夜景が顔を出しミラーボールが回り出す。LISAが歌詞になぞらえて「帰りたくなーい!」と叫べば、観客も大合唱で応えた。VERBALはライブの終わりに「20年近くぶりに3人で昔の曲が歌えて、皆さんからエネルギーももらえて、一緒にコラボレーションしてる感が感じられました。どうもありがとう! 」と呼びかけ、終始盛り上がりっぱなしのプレミアムショーを締めくくった。

 

SET LIST

1. prism
2. SOUND BOY THRILLER
3. Hands
4. flo jack
5. Mirrorball Satellite 2012
6. How You Like Me Now?
7. never
8. orbit-3
9. L.O.T. (Love Or Truth)
10. One Sugar Dream (acoustic version)
11. been so long/Planet Shining
12. The Rhyme Brokers
13. TRIPOD BABY BEAT SPACE NINE
14. No Question
<アンコール>
15. come again