ハーフのいじめられていた少年が日本を代表するラテンの貴公子になるまで・・・。〜當間ローズSpecial interview Vol.1〜


 
「バチェロレッテ」の出演でラテンの貴公子として一躍話題になった當間ローズ。その活動のルーツと音楽への熱い思いを聞いた。

 

當間ローズさんはラテンの貴公子として話題ですが、タレントとしてのお仕事をするきっかけを教えてください。

當間:小さいときから芸能の仕事に憧れていました。5歳のときにブラジルから来日して、日本語を全く喋れなかったんですね。あまり友達もいなくて、唯一の友達がテレビだったんです。テレビに出てくるアーティストの方々を見て、自分もいつかそういう夢を与えられるような人間になりたいと常に思いながら過ごしていました。

5歳だと記憶が少し難しいかもしれないですけれども、その頃はどんなアーティストや芸能人に憧れていましたか

當間:SMAPさんですね。その当時は音楽番組が結構あったので、SMAPさんを見て、一体感だったり仲間感だったり、5人で1つのものを作り上げるっていうのに打たれて、ああいう風になれたらなって思いました。ブラジルにはグループで活動するということが音楽的にもあまりなくて、新鮮でした。

実際に芸能界に入ってきて、SMAPさん以外に目標にされるような方はいましたか?

當間:正直いませんでした。というよりも芸能界を目指せば目指すほど、自分はどこにも当てはまらないなと感じたんです。新しいもの、自分がもともと持っているルーツを知ってもらおうっていうことで活動してきたので、誰かを目標にしたりイメージをしながらというのはなかったかもしれないです。

ご自身の中でブラジル出身っていうのはすごく大きなルーツですが、どのようことを発信していきたいですか。

當間:確かに僕はブラジル出身ではあるんですけど、自分のことをブラジル人と思ったことは一回もないですね。逆に日本で育っているんですけど、日本人って思ったことも一度もなくて、自分が何人なのかっていうのは正直今でもよくわからないんです(笑)。でもそれって逆にすごくいいことだと捉えています。特に今の時代どんどん国際化が進んでいて、いろんなルーツを持った子どもたちが産まれてくる中で、新しい文化のあり方はこれからもどんどん生まれてくる。自分はその中のその走りなんじゃないかなって思っています。発信したいものっていうのは、特定のブラジルや日本の文化というよりは、これからは国の壁はどんどんなくなってくる、その中で音楽もいろんなものが混ざってシンクロして新しいものがどんどん生まれてくるっていうものをもっとみんなに知ってほしい。僕のフィルターを通していろんなものが吸収されて、また外に出てくるようなイメージですね。

いろんな活動をされている中で、タレントとしての計画というかイメージされているものはありますか。

當間:音楽をずっとやっていきたいって思っていたんですけど、僕の場合はまず當間ローズっていう人を知ってもらう活動をしていかなきゃいけないと思っているので、自分のルーツの話だったりとか、もっと自分の話を聞いてもらえるようなメディアにどんどん出ていきたいですね。

「バチェロレッテ・ジャパン」の出演は、そういう思いの一環としての出演だったんでしょうか。

當間:「バチェロレッテ・ジャパン」に関しては、僕は5年間くらい彼女がいなかったんですけど、芸能活動をしていると、愛とか恋とに向き合える時間ってないんです。2ヶ月間真剣に愛とは何か、恋とは何か、自分はどこまで人を愛せるかを考えるチャンスだと思ったんです。自分がこれから人として、いつか誰かを愛するときに絶対強みや武器にもなるし、そこで出会ったお相手の方と結ばれたらすばらしいことだと思って参加させていただきました。

2ヶ月間同じみなさんと一緒に行動を共にされるというのは通常の日常ではなかなかないことですし、ドラマなどとは環境も違う面も多いと思いますが、ストレスや不安はありませんでしたか?

當間:僕はちょっと神経質な部分もあるので不安だったんですけど、みんな自分のスペースを守ってこれ以上は踏み込まないというか、お互いを理解し合いながら2ヶ月間過ごさせていただいたので、その辺のストレスは全くありませんでした。逆に全然楽しくて、すごく勉強になりました。17人の男性の皆さんにはそれぞれみ個性があって、自分にはない様々な価値観に触れたことはこれから自分が生きていく上で宝物になるような良い経験をさせてもらいました。

番組を拝見している部分で、いろいろ大変なんだろうなと思いましたが、現場はどんな雰囲気でしたか

當間:正直、たくさん喧嘩もしましたけど仲がいいからこそというか。大人になると、どこまで踏み込んでいいのかっていうのは、お互いにある程度わかるんです。でも一緒に長い時間過ごしていく中で、これだけは大人としてちゃんと言っておかないとなって部分も出てきますから。そういった部分で価値観の違い、考え方の違いでぶつかることはあったんですけど、でもそれって仲がいいからできるだと思うんです。大人になるにつれて、ぶつかる寸前に逆に話さないとか、自分から引いちゃうことが多いと思うんですけど、やっぱり仲がいいからこそ本気でお互いぶつかり合えた部分は大きいと思います。ぶつかった後、分かり合えた時にさらに絆が深まっているなと感じました。

スポーツでいうとライバルみたいな感じですか?

當間:そうですね、負けたくない、でもお互いはちゃんと認めているっていう。だからこそ、ちゃんとぶつかり合えたり笑いあえたりできるんですよね。短期間ではありましたけど、その期間では通常得ることができない考え方やコミュニケーションの取り方などを学べましたね。

〜VOL2へ続く〜

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