吉成ゆい誕生秘話 ~吉成庸子さんとの出会い~

2018年まで、『結-YUI-』という名前で活動しインディーズCDもリリースしていた吉成ゆい。2018年から新たな気持ちで活動をリスタートするにあたり、名前を改め、エッセイストとして有名な吉成庸子さんから苗字を頂戴するということになったという。その経緯を吉成庸子さん・ゆいさんに語り合ってもらった。

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二人の出逢い

吉成庸子(以下、庸子):私は千葉で「夢子」という、「いい出会いを作る場所」をやっているんですね。そこに、たまたま私の知り合いの建築家の方が ゆいちゃんを連れて来てくれたんです。その後、ゆいちゃんに千葉のモノレールの中で歌ってもらおうということになって。それから縁がじわじわと広がっていったんです。そしてその中に、東京のエンタテインメントの会社を知っているかたがいらっしゃったりして、今のゆいちゃんにつながっています。

 

吉成ゆい(以下、ゆい):庸子さんのおっしゃる建築家の方と私が出会ったのはライブキッチンちゃ太郎というところです。わたしはそこでたまに出演していたんです。そこには日本舞踊名取のママとパーカッションもやっている神主の息子さんと津軽三味線の名手の方が働いていました。その建築家の方が「二次会は夢子に行くぞ~!」って言って、夢子に連れて行って頂いたのが庸子さんとの初めてのときでした。

 

惹かれ合うふたり

庸子:とても可愛いと思った。正直、10代かと思ったからそのように接しちゃった。その日お話ししてたら「実は私、シンガーソングライターやってるんですって言うから、ゴールデンウィークの櫻井よしこさんも出演する総会で歌えるかもしれないから、あなたのスケジュールチェックしてって言ったの。

 

ゆい:歌も聞いてないのに場を設けてくださった。それが本当にびっくりでした。

 

庸子:歌はまだ聞いてないけど、素直でいい子。第一印象が本当に良かったから、すぐ決めちゃったのよ。

 

ゆい:私は、こんな言い方をして恐縮なのですが、庸子さんからものすごいオーラを感じて、「ただものじゃない!」って思いました。

 

庸子:その後、モノレールのイベントにも出演してもらいました。走っているモノレールの中の2両貸切と、それから休憩というか、トイレタイムを設けた千城駅のホームでいろいろなイベントがあったの。歌とか、プロレスとか。そこでゆいちゃんに歌ってもらい、そこでゆいちゃんを見た方々ががファンになってくれました。その模様は新聞にも取り上げていただきました。

 

ゆい:庸子さんが関係している団体のパーティとか、式典など、機会があるたびに私を呼んでくださいます。

 

庸子:私は音楽はそんなに詳しくないのですが、ゆいちゃんの声は本当にきれい。特に伸びのある高音はとても素敵だと思います。曲では『花咲くニライカナイ』が特にお気に入りです。

 

吉成という苗字をいただくことに

庸子:ゆいちゃんから苗字を欲しいという話をもらった時には嬉しかったです。でも正直びっくりしました。それで、芸能界でも一般でも字画みたいなのがあるから、姓名判断のプロにちゃんと聞いてって言ったのよ。

 

ゆい:私は吉成さんの苗字は最初からステキな苗字だと思っていたのですが、恐れ多くてなかなか切り出すことができませんでした(笑)。字画は確認したのですが、その字画も良かったので嬉しかったです。

 

庸子:あるようでないような苗字だと思います。

 

ゆい:初めて『吉成ゆい』という名前で歌うにあたり、「吉成ゆいです!」って自己紹介したら会場がすごくどよめきました。来場者の方のほとんどが庸子さんをご存知なイベントだったので皆さんびっくりしたみたい。

 

庸子:「えー!吉成さんの隠し子?」みたいな(笑)。でもどよめきは好意的でしたよ。それは『声の花束』という目の見えない方を支援する作品の朗読劇でした。千葉・四街道には県立盲学校があり、私はそこの後援会長をしているものですから。それと、もう1つ、骨髄バンクドナーキャンペーン『友情』という舞台のプロデュースもやっています。その2つが私のライフワークになっています。

 

ゆい:社会貢献に情熱を傾ける庸子さん、とても尊敬します。あこがれの女性です。

 

庸子:私にとってはゆいちゃんは娘みたいな感じです。

 

ゆい:ありがとうございます。吉成さんのような素敵な方に応援していただいて心の底から幸せです。

 

庸子:ゆいちゃん、これが最後のチャンスだと思って! 私は一生懸命応援するから、ゆいちゃんも頑張ってね。実は私のところには俳優とかアーティストの卵とか、いろんな人が来るのです。でも私にとってはゆいちゃんが一番。売れるかどうかは誰にもわからないから不安になるけど、ゆいちゃんは1度出ちゃえば息の長いアーティストになれると思うので、がんばりましょう!

 

ゆい:庸子さんを大舞台に招待するのが夢です。がんばります!

 

プロフィール

 

吉成庸子 | エッセイスト、株式会社双美代表取締役。

千葉県市原市出身。文化学院文学科卒業後、飲食店を経営。

現在は、ドラマ・舞台の企画・プロデュースを行う。

日本作詞家協会会員

日本文藝家協会会員

 

吉成ゆいartist information

12月23日 (金祝 )VenusFort Christmas Live 2018

場所:ヴィーナスフォート教会広場

13:00- / 16:00-